「英語がわかるようになりたいけど、何から始めたらいいか分からない」
「仕事が忙しいから1日1時間しか勉強できない」
こんな悩みを抱えていませんか?
でも安心してください。今回は「1日1時間しか確保できない社会人でも効率良く英語力を身につける勉強方法」について解説します!
この記事を読むことにより、
- 忙しい社会人におすすめの5つの勉強方法
- 1日1時間の具体的な勉強スケジュール
- 【初心者向け】シャドーイングの5つの手順
- 初心者が陥りがちな英語が分からない4つ原因
など他では知ることのできない情報を学ぶことができます。
英語が苦手で大学受験でも英語を避けた私。初めてのTOEICは495点。仕事と育児に忙しく、勉強時間は1日1時間しか確保できない。
しかし、本気で英語の勉強を始めて3ヶ月でTOEIC850点を取得しました。
そんな私が実践した、ガチで効率が良いと感じた勉強方法を余すことなくお伝えします!
お読みいただけると、忙しい社会人でも最短で英語力を身につける方法が明確になります。
ぜひ、じっくりとご覧ください。
社会人が1日1時間で英語がわかるようになる勉強方法
仕事に忙しい社会人が1日1時間の勉強で英語がわかるようになるためには、以下の5つの勉強方法をおすすめします。
- 英語学習の目的を明確にする
- 単語を覚える
- スキマ時間を活用する
- シャドーイング
- ひとつの教材をやり込む
英語学習の目的を明確にする
時間がない社会人は、まずは英語学習の目的を明確にする必要があります。
なぜなら、目的なくいろんな勉強方法に手を出してしまうと、いつまでも英語力は身につかないからです。
TOEICの点数を取りたい。簡単な英会話ができるようになりたい。ビジネス英語を身につけたい。翻訳ができるようになりたい。
目的が明確になると、やるべきことがハッキリしてきます。
たとえば、TOEICで点数を取りたいなら、公式問題集を買ってきて、ひたすら何度も解くといった勉強方法が見えてきますよね。
TOEICはわかりやすい例ですが、漠然と英語を学んでみたいなぁと思っている人は、まずは目的を明確にしてみましょう。
単語を覚える
英語がわかるようになるためには、単語力は必須です。
なぜなら、どんな目的であれ、単語力がないと英語力は身につかないからです。
TOEICでも、英会話でも、ビジネス英語でも、単語力がないと成長は頭打ちになります。
まずは、目的に応じた単語帳を購入しましょう。市販の単語帳でも、TOEIC用、英会話用、ビジネス用など、さまざまなものが売られています。
単語帳を購入したら、最低1日10分でも単語帳を眺める時間を確保してください。
ここで重要なのは、覚えようとしないことです。あくまで、眺めることが大切です。
覚えようとすると嫌になって勉強を継続できません
眺めるだけなら、気負わず手軽に勉強を始められますよね。
1単語1秒を目安に眺めましょう。10分もあれば、600の単語に毎日触れることができます。
これを毎日継続したら、自然と単語力が身につきますよ。
スキマ時間を活用する
忙しい社会人はスキマ時間の活用が重要になります。
なぜなら、英語はスキマ時間でも簡単に学習できるからです。
たとえば、電車を待っている5分の間に単語帳を眺めれば、300の単語に触れることができますね。
他にも、食器を洗う10分にリスニングをすれば、1週間で1時間もの時間になります。
1年も経てば、これはものすごい差になります。
僕も風呂を洗いながら、洗濯物を干しながら、食器を洗いながら、ご飯を作りながら、ずっとイヤホンをして英語を聞いてました
もし、スキマ時間にリスニングをするなら、簡単な英語を聞くようにしましょう。
難しい英語をながら聞きしても、内容を理解できないため意味がありません。
ご自身の目的に応じたスキマ学習法を取り入れてみてくださいね!
シャドーイング
英語がわかるようになるためには、シャドーイングが非常に効果的です。
シャドーイングとは、英語の音源を聴きながら、真似して発音することをいいます。
英語特有の音の連結、音の強弱などを聞き取り、忠実に再現することで、リスニング力や発音力を向上させることができます。
シャドーイングの時間はできる限り長く確保しましょう。忙しくても、1日15分~20分は行うようにしてください。
効果的なシャドーイングのコツは以下の2点です。
- 同じ音声を何度も繰り返すこと
- 文法を理解して行うこと
毎日ちがう音声を聞いても効果は薄れます。文章を記憶するぐらい、何度も同じ音声を繰り返し聞きましょう。
また、分からない単語や文法はしっかり調べるようにしましょう。シャドーイングしながら「この文章はこういう文法でこういう意味だ」と理解できるようになると完璧です。
やみくもにシャドーイングしても意味がありません。この2点をしっかり意識して行うようにしましょう。
ひとつの教材をやり込む
効率良く英語力を身につけるためには、ひとつの教材を徹底的にやりこむことが大切です。
なぜなら、いろんな教材を同時並行で進めても、どれも中途半端になり身につかないからです。
ひとつの教材がボロボロになるまで何度も読み込む。問題集であれば、1度解いて終わりにせず、4周も5周もする。問題を覚えるレベルまでやりこむ。
完璧にマスターできたと思ったら、次の教材に移る。
これを繰り返すことで、真の英語力が身についていきます。
僕もTOEICの単語帳をボロボロになるまでやり込みました
本屋に行っていろんな本を読むと、つい欲しくなります。しかし、欲しい気持ちはグッと我慢。
まずは家にあるテキストや問題集をやり込むことに集中するようにしましょう。
1日1時間の勉強スケジュール
1日1時間のおすすめの勉強スケジュールを解説します。
- 10分:単語帳を眺める
- 20分:シャドーイングする
- 30分:シャドーイング用英文のリスニング・精読
単語帳とシャドーイングについては、先ほど解説したとおりですね。
残りの30分は、次のシャドーイング用の英文のリスニングと精読の時間に充てます。
シャドーイング用英文のリスニング・精読
1時間のうち30分は、次にシャドーイングする用の英文のリスニングチャレンジと精読に充てます。
具体的な手順は以下のとおりです。
- 30秒程度の英文を用意する
- 集中してリスニングする
- 英文を読んで答え合わせする(聞き取れなかったところは何と言っていたのか、確認する)
- 英文に登場する単語と文法を確認する
- 時間の許す限り何度もシャドーイングする
30秒程度の英文を用意する
おすすめの英文はTOEICです。
TOEICのPart3、Part4の文章はおおむね30秒なので、30分で精読するのに丁度よい長さになっています。
公式問題集を購入しても良いですが、最初は出費を抑えたいという方はYoutubeを探してみてください。
TOEIC対策用の音声を作成しているチャンネルはたくさんあります。
どれか一つを見つけて、自分の教材にさせてもらいましょう。
集中してリスニングする
次に、ひとつの文章を集中してリスニングに挑戦してみましょう。
何度もリスニングし、これ以上はわからないというところまで繰り返すことが大切です。
なんなら、聞き取れないところは何と聞こえているか、カタカナで書きだしてみてください。
たとえば、「イナナァ」と聞こえたなら、そのままカタカナで書き出しましょう。
英文を読んで答え合わせする
限界が来るまで何度も聞き取りに挑戦したら、いよいよ答え合わせです。
「イナナァ」と聞こえた箇所も、英文を読んで「in an hour」が正解だと分かります。
「in an hour」を聞こえた通り「イナナァ」と意識して音読することで、次回から驚くほど聞き取れるようになります。
英文に登場する単語と文法を確認する
英文を読んで答え合わせをしつつ、単語と文法をひとうひとつ丁寧に調べましょう。
この単語の品詞はなにか。主語はどこまでか。なぜこの時制になっているのか。自分が納得できるまで、徹底的に調べます。
幸い、今は多くのブログ記事があるので、分からないところはネットですぐに調べられます。
たとえば、「仮定法 would なぜ」と検索すると、多くの良質な記事を読むことができますよ。
時間の許す限り何度もシャドーイングする
しっかり精読して、単語も文法も完璧に理解できたら、いよいよシャドーイングです。
「in an hour」→「イナナァ」のように、英語が聞こえたまま発音しましょう。
あとは時間の許す限り、この文章を何度も声に出して音読します。
声に出せない環境の場合は、口を動かしてボソボソ話すだけでも充分です。
翌日の20分のシャドーイングの際には、今日精読した英文を使用しましょう。
これを毎日繰り返すことで、驚くほど英語力が身についていきます。
初心者が陥る英語がわからない原因
最後に、初心者が陥りがちな英語がわからない4つの原因を解説します。
原因がわかれば、効率良く英語力を身につけることができますよ。
この原因に当てはまっていないか、ご自身を照らしてみてください
- 語彙力不足している
- 英文法を理解できていない
- いろんな勉強方法に手を出す
- 英語を楽しんでいない
語彙力不足している
英語がわからない原因一つ目は、語彙力の不足です。
そもそも、単語がわからないと、英語を読むことも聞くこともできません。
私も単語力を身につけてから、英語力が一気に上がりました!
単語を覚えるのは退屈です。
しかし、英語をわかるようになるために避けては通らない道だと理解しておきましょう。
英文法を理解できていない
英語がわからない原因二つ目は、文法を理解できていないことです。
人によっては、文法なんか知らなくても話せるようになる、文法を学ぶ前に話すことが大切と主張する人もいます。
しかし、文法が理解できると、英語力の成長スピードが格段に上がります。
私も文法を必死に学んでから、リスニング力もリーディング力も格段に向上しました!
大人は子供のように自然と英語を習得できません。
そのため、文法をしっかり学んで、ひとつひとつの英文を丁寧に理解していくことが英語がわかるようになるための最短ルートになります。
いろんな勉強方法に手を出す
英語がわからない原因三つ目は、いろんな勉強方法に手を出してしまうことです。
英語力を効率よく身につけるためには、勉強方法はひとつに絞る必要があります。なぜなら、勉強の時間には限りがあるからです。
TOEICの勉強をしながら英会話をする、映画学習を始める、英語日記をつけてみる。
こんな感じに、あれもこれも同時に手を出していると、成長できません。
TOEICで点数を取りたいなら、まずはTOEICの学習に集中する。
英語を話せるようになりたいなら、英会話に集中する。
こんな感じに、ひとつずつマスターしていくことが英語がわかるようになるための最短ルートなのです。
英語を楽しんでいない
英語がわからない原因三つ目は、そもそも英語の勉強を楽しんでいないことです。
楽しめると、何時間でも勉強を続けられますよね?
しかし、英語の勉強が苦痛に感じると、1日30分の勉強すら嫌になります。
英語初心者の方は、まずは簡単、かつ、興味のある教材から始めてみましょう。
なぜなら、難しい教材は挫折につながりますし、興味のない教材は勉強していてつまらないからです。
私も大好きなパイレーツ・オブ・カリビアンのDVDを買って勉強したことがありましたが、難しすぎて一瞬で挫折しました笑
英語を学ぶなら、英語を楽しむことが大切になります。
まとめ:社会人が1日1時間の勉強で英語がわかるようになる方法
この記事では、忙しい社会人が1日1時間の勉強で英語がわかるようになる方法について解説しました。
- 英語学習の目的を明確にする
- スキマ時間をフル活用する
- 文法・単語をしっかり身につける
- できる限りシャドーイングに時間を割く
この4点を意識すれば、効率良く英語力を身につけることができます。
ある程度の英語力が身についたら、自分のお好みの勉強方法を取り入れても良いかと思います。
とにかく、英語学習を楽しみましょう!