「情報セキュリティマネジメント試験に興味あるけど、IT初心者だから不安」
「どうやって勉強したらいいか、分からない」
こんな不安を抱えていませんか?
でもご安心ください。今回は「IT初心者から情報セキュリティマネジメント試験に最短合格する方法」をお伝えします。
この記事を読むことにより、
- 初心者から合格するために抑えるべき2つの分野
- 抑えるべき分野の攻略ポイント
- 最短合格するための8つの学習手順
- 初心者は独学にすべきかスクールに通うべきか
などの情報を知ることができます。
お読みいただけると、IT初心者の方でも、不安なく情報セキュリティマネジメント試験に臨むことができるようになります。
ぜひ、じっくりとご覧ください。
目次
情報セキュリティマネジメント試験とは?
情報セキュリティマネジメント試験とは、情報セキュリティに関する知識やスキルを認定する国家試験です。
試験に合格すると、サイバー攻撃などの脅威から組織を守る基本的なスキルを証明することができます。
IT初心者から中級者向けの試験です!
試験の内容
情報セキュリティマネジメント試験は、科目Aと科目Bに分かれています。
科目B:身の回りで起こりうる事例を元にしたケーススタディ問題。全12問。
出題範囲
科目Aの出題範囲は重点分野と関連分野に分かれています。
重点分野 | |
情報セキュリティ全般 | 機密性・完全性・可用性、脅威、脆弱性、サイバー攻撃手法、暗号、認証 など |
情報セキュリティ管理 | 情報資産、リスク、ISMS、インシデント管理などの各種管理策、CSIRT など |
情報セキュリティ対策 | マルウェア対策、不正アクセス対策、情報漏えい対策、アクセス管理、情報セキュリティ啓発 など |
情報セキュリティ関連法規 | サイバーセキュリティ基本法、個人情報保護法、不正アクセス禁止法 など |
関連分野 | |
テクノロジ | ネットワーク、データベース、システム構成要素 |
マネジメント | システム監査、サービスマネジメント、プロジェクトマネジメント |
ストラテジ | 経営管理、システム戦略、システム企画 |
科目Bの出題範囲は、ケーススタディによる出題を通して情報セキュリティ管理の実践力が問われます。
引用:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報セキュリティマネジメント試験|試験内容
難易度
情報セキュリティマネジメント試験の合格率は以下の通りです。
- 2022年度の合格率:56.2%
- 2023年度の合格率:72.6%
- 2024年度の合格率:69.1%
おおむね50%~70%の合格率です。年度によってバラつきはありますが、難しい年度で56%なので、簡単な試験とは言えません。
試験に合格するためには、科目A・B合わせて1000点満点中600点以上取る必要があります。
他の試験との違い
IPAが主催する情報処理技術者試験には、情報セキュリティマネジメント試験以外の試験もあります。試験の難易度に応じて、以下のように区分されています。
- スキルレベル1:ITパスポート試験
- スキルレベル2:情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験
- スキルレベル3:応用情報技術者試験
- スキルレベル4:高度情報処理技術者試験
スキルレベル1のITパスポートはIT系資格の登竜門です。ITに関する基礎が出題されます。
次のレベルが今回の情報セキュリティマネジメント試験です。ITパスポートよりレベルの高い専門知識が問われます。
初心者から合格するためのポイント
IT初心者の方が情報セキュリティマネジメント試験に合格するためには、科目Aの重点分野と科目Bの2つの分野を抑える必要があります。
なぜなら、科目Aの重点分野と科目Bは出題数が多く、この2つの攻略なくして合格は不可能だからです。
でも、具体的にどんな対策をすればいいの?
そんな方に向けて、科目Aの重点分野、科目Bの対策方法について解説していきます。
科目A重点分野の勉強方法
科目A重点分野は得点配分が大きいですが、初心者にとって難しく感じる分野です。
なぜなら、初めて聞くような用語がたくさん登場するため、理解して記憶するのが大変だからです。
たとえば、ISO/IEC 27001、DLP、SOC、GDPRなど。初心者の方には、用語を聞いてもチンプンカンプンだと思います。
IT系の難しいところは、コンピューター用語なので具体的にイメージが湧きにくい点です。
そのため、用語をしっかり解説してくれるテキストや動画講義でひとつずつ理解を深めていくことが重要になります。
ポイントは用語を効率的に覚えること
科目Aの重点分野のうち、特にセキュリティ分野では、聞き慣れない専門用語が多く出題されます。そのため、用語を効率的に覚えることが合格へのポイントになります。
専門用語の意味をひとつずつ丸暗記するのは大変ですし、実際の試験で問題を解けるようにはなりません。
そのため、お互いに関連し合っている用語を比較して記憶する方法をおすすめします。
CSIRT:セキュリティインシデントに対応する専門チーム
SOC :セキュリティ監視と分析を行うオペレーションセンター
関係性: SOCがセキュリティインシデントを警戒し、必要に応じてCSIRTが対応する
このように、用語をひとつずつ単体で覚えるのではなく、関連する用語を比較しながら覚えると違いが理解できますし、少しずつイメージが頭に残るようになります。
科目Bの勉強方法
科目Bが難しいポイントは、問題文の量の多さです。
おおむね1問あたり1ページ程度の文章量。問題によっては、2ページに渡ることもあります。
そのため、科目Bの攻略ポイントは「文章から重要な情報を素早く抜き出す」ことです。
情報セキュリティの知識だけでなく、国語力も求められます
長文の問題と聞くと難しそうに聞こえるかもしれませんが、要求される知識レベルは科目Aとほぼ同等です。
そのため、科目Aの対策がしっかりできていれば、科目Bを解く知識は充分に身についています。
ポイントは問題文に慣れること
長文が特徴の科目Bですが、ポイントは問題文に慣れることです。
なぜなら、問題を繰り返し解くことで、文章に慣れて解くためのコツや傾向がつかめてくるからです。何度も過去問を解きましょう。
ケーススタディなので、その場面を思い浮かべながら、問われているのは何か、重要ポイントはどこか、丁寧に読み進めることが大切です。
最初は時間がかかるかもしれませんが、解くうちに慣れてスピードも身につきます。
試験時間には限りがあるので、早く解く力も重要です。
科目Bはとにかく過去問!試験直前に何度も解きましょう!
初心者から最短合格までの学習スケジュール
情報セキュリティマネジメント試験に合格するためには、IT初心者は約200時間の勉強が必要とされています。1日2時間の学習でおよそ3ヶ月程度必要です。
初心者の方が効率良く合格を目指すためには、以下の8つの手順にしたがって勉強すると良いでしょう。
- テキストをざっくり読む(覚えようとしない)
- 科目Aの過去問を解いてみる
- 過去問の答え合わせをしながらテキストを精読する
- 2~3を何度も繰り返す
- 科目Bの過去問を解いてみる
- 過去問の答え合わせをしながらテキストを精読する
- 5~6を何度も繰り返す
- 苦手分野を何度も復習する
勉強の基本は過去問
情報セキュリティマネジメント試験の勉強は過去問が基本です。
とはいえ、最初からいきなり過去問を解いてみても、初心者の方は何も分からない状態なので、意味がありません。そのため、最初はざっくりとテキストをひと通り読んでみましょう。
覚えようとせず、流し読みで構いません。
ひと通り読んだら過去問に挑戦してみましょう。この段階では、ほとんど解けないと思いますが、まったく問題ありません。
過去問を解き終えたら、解説を読みながらテキストを精読していきましょう。「過去問を解く→復習する」これを繰り返すことにより、自然と知識が記憶されていきます。
テキストを読むだけでは、問題を解く力が身につきません。また、あまり出題されないところを集中して勉強しても時間を無駄にします。
過去問を何度も解くことが合格への近道なのです。
まずは科目Aをマスターする
情報セキュリティマネジメント試験に最短で合格するためには、まずは科目Aの対策から始めましょう。なぜなら、科目Bは科目Aの知識があれば、充分に対応可能だからです。
科目Bのポイントは問題文に慣れることです。そのため、科目Aの対策をしっかり行った上で、科目Bの過去問を何度も解き、問題に慣れていくことが最も効率的な勉強方法になります。
初心者は独学かスクールか
資格試験の勉強方法としては、独学かスクールや教室に通うか、どちらかになります。
IT初心者だけど、情報セキュリティマネジメント試験はどちらがいいの…?
結論を言うと、情報セキュリティマネジメント試験は独学で合格は目指せます。
なぜなら、情報セキュリティマネジメント試験は難関資格ではなく、出題範囲も限られているからです。
独学の最大のメリットは費用がかからないことです。スクールや教室に通うと、10万円以上の費用は避けられません。しかし、独学の場合は、テキスト代だけで済みます。
また、自分のペースで勉強できる点もメリットです。スクールの場合、教室まで通う必要があります。そのため、まとまった時間がないと勉強を続けるのは困難です。
その点、独学はちょっとしたスキマ時間にすぐ勉強を開始できます。
しかし、IT初心者の方がいきなり難解な専門用語の勉強をはじめると、さっぱり内容を理解できず、挫折につながり恐れがあります。
そのため、初心者の方にテキストの文字だけでの学習はおすすめできません。
私も行政書士試験に独学で挑戦したことがありますが、あまりに難しく挫折しました…
そこでおすすめなのが、動画とテキストを並行で学ぶことです。
- テキストで基礎知識を学ぶ
- 動画で分かりにくいところを補完する
- スキマ時間に動画音声を聞きながら学習できる
動画講義と聞くと高額な費用がかかると思われるかもしません。
しかし、「オンスク」なら月額1,628円で情報セキュリティマネジメント試験の動画講義を受講できます。
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月額制なのでいつでも退会可能。さらに、学習の進捗管理機能もついています。
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まとめ:情報セキュリティマネジメント試験の初心者から合格する方法
この記事では、情報セキュリティマネジメント試験に初心者から合格する方法について解説しました。
本文でもお伝えしたように、初心者から合格を目指すためには以下の3点がポイントになります。
- 科目A重点分野は専門用語を効率良く覚える
- 科目Bは長文問題に慣れる
- 最短合格のためには過去問を何度も解く
情報セキュリティマネジメント試験は初心者の方でも独学で合格を目指せます。
しかし、初心者の方にとって、ITの難解な専門用語をテキストだけで理解するのは困難です。
そこで、「オンスク」がおすすめです。
最後に「オンスク」の重要ポイントをまとめておきますね。
- 月額制で月々わずか1,628円
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試してみて、やっぱり合わない、自分に情報セキュリティマネジメントは必要ないと感じたら、退会すればOK。
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