「販売職から事務職を目指したいけど、難しいのかな」
「事務職になるためには、どうすればいいの?」
こんな不安を抱えていませんか?
でも、ご安心ください。この記事では「販売職から事務職を目指せる理由」をお伝えします。
この記事を読むことにより、
- 事務職に活かせる販売職特有の6つのスキル
- 10種類の事務職とそれぞれに求められるスキル
- 事務職を目指すためにやるべきこと3つのこと
- 販売職から事務職を目指す際の注意点4つ
などの濃い情報を知ることができます。
事務職として15年働いている経験からお伝えするので、かなりリアルお話ができると思います!
お読みいただければ、自信を持って事務職を目指すことができるようになります。ぜひ、じっくりとご覧ください。
目次
販売から事務は目指せる?
結論から書くと、販売職から事務職を目指すことは充分に可能です。なぜなら、販売職の方は事務職に求められる以下のスキルを高いレベルで持っているからです。
- コミュケーション能力
- 丁寧な対応
- マルチタスク能力
- 臨機応変な対応力
- チームワーク
- 情報収集力
多くの方は自分のスキルに気づいていません。自信を持っていただくために、ひとつずつ解説していきます。
コミュケーション能力
販売職において何より求められるスキルはコミュニケーション能力でしょう。
お客様への対応だけではなく、スタッフとの連携も欠かせません。
事務職でも、高いコミニケーション能力が求められます。なぜなら、個人ですべて処理できる仕事は存在しないからです。チームとして、組織として、ひとつひとつの仕事を丁寧に処理していく必要があります。
対応に困る場合は、となりの席の人や上司と相談する必要もあります
このように、事務職でもチームとして連携するスキルが求められるため、販売職の方が培ったコミュニケーション能力は大いに活かすことができるのです。
丁寧な対応
販売職では、お客様と信頼関係を築くため、丁寧な対応が求められます。
相手を不快にさせないように、正しい敬語を使うだけではなく、慎重に言葉を選ぶことも重要でしょう。
事務職でも丁寧な対応は重要です。なぜなら、電話応対、メール対応、来客対応など、お客様と接する場面が非常に多いからです。
電話応対を行う事務職は、いわば会社の顔です。丁寧な対応を行い、会社の信頼につなげることが求められます。
このように、事務職でも対人スキルが求められるため、販売職の方が培ってこられた丁寧な対応力を活かすことができるのです。
マルチタスク能力
販売職では、さまざまな業務を同時に処理するマルチタスク能力が求められます。
たとえば、接客・品出し・在庫管理を同時に行ったり、複数のお客様に同時に接客するなど。複数のことを同時に処理できるスキルがないと、務まらない仕事と言っても良いでしょう。
事務職の仕事もマルチタスクの連続です。ひとつの仕事に集中したくても、電話が鳴れば対応が必要ですし、急な書類提出を求められることもあります。
常にいくつもの業務を同時に抱えているため、締切に遅れないようにどれから処理すべきか計算する必要があります。
このように、事務職の仕事もマルチタスクの連続のため、販売職の方が身につけた複数の業務を同時に処理するスキルは必ず活かすことができます。
臨機応変な対応力
販売職では、臨機応変な対応力が求められます。なぜなら、売上状況をみて販売戦略を変更したり、日々発生するトラブルに対応する必要があるからです。
たとえば、売上が芳しくない場合、店舗のレイアウトや仕入れを変更しないといけませんし、予定通り商品が入荷されないこともあります。お客様とのトラブルも発生するでしょう。
事務職でも毎日のようにトラブルが発生します。請求書に誤りがあって取引先に謝罪したり、急に種類の提出を求められたりなど。
平穏そうにみえて、日々変化が求められています
そのため、販売職の方が身につけた臨機応変な対応力は事務職においても活かすことができます。
チームワーク
販売職の販売目標は個人ではなく、店舗全体で設定されることが一般的です。そのため、販売職ではチームワークが求められます。
たとえば、レジが混雑している場合、ひとりが会計処理を行い、もうひとりが商品をお渡しするなど、チームワークがとれている店舗はお客様サービスにつながり、結果として売上向上につながります。
事務職でもチームワークは非常に重要です。個人プレーのイメージがあるかもしれませんが、事務職も団体戦です。
ひとりに業務が集中していたら、チームで分担しなければなりません。事務処理の遅れは会社の信頼に影響するため、個人任せにするのではなく、チームとして対処する必要があります。
事務処理をひとりで完ぺきにこなすことは困難です。どんなに高いスキルを持っている人でもミスはあります。チームとしてチェック体制を取り、ミスを未然に防ぐことが重要です
このように、事務職は個人で淡々と行っているように見えて、実はチームとして行っています。そのため、販売職の方が自然と身につけたチームワークは事務職でも活かすことができます。
情報収集力
販売職も雑誌やSNSなどを通じた情報収集力が求められます。たとえば、アパレルの場合、ファッショントレンドの移り変わりが激しく、常にアンテナを張って最新トレンドをおさえておく必要があります。
また、多くの情報を持っている販売員は接客トークの幅も広がり、説得力も増しますね。
事務職でも情報収集力は必要です。たとえば、インボイス制度の導入によって請求書や納品書の書き方が変わったように、事務職の仕事も常に変化があります。
つまり、事務職でも自ら情報を集めて、事前に準備をしたり勉強をしておくことは非常に重要です。
このように、事務職でも情報収集力が求められることから、販売職で培ったスキルは必ず活かせるのです。
事務職の種類と求められるスキル
事務職と一言でいっても、さまざまな種類があります。また、種類によって求められるスキルも異なります。
事務職 | 仕事内容 | スキル |
---|---|---|
一般事務 | 書類作成、データ入力、電話対応、来客対応など基本的な事務作業 | 基本的なPCスキル(Word、Excel)、コミュニケーション能力、タイムマネジメント |
営業事務 | 営業活動のサポート(資料作成、顧客データ管理、見積書作成など) | Excelでのデータ管理スキル、細かい作業に対応する正確性、顧客対応スキル |
経理事務 | 伝票処理、仕訳入力、帳簿管理、決算補助など | 会計ソフトの使用スキル、簿記の知識(簿記資格があると有利)、数字に強いこと |
人事・総務事務 | 人材採用、給与計算、社会保険手続き、社内規定管理 | 社会保険や労務関連の知識、正確なデータ処理能力、機密情報を扱う責任感 |
貿易事務 | 輸出入に関する書類作成、暫定手続き、海外との連絡 | 日本語などの語学スキル、貿易実務知識(貿易実務検定資格があると有利)、輸出入規制の理解 |
医療事務 | 診療報酬請求業務(レセプト業務)、患者対応、医療記録の管理 | 医療事務資格や診療報酬請求の知識、患者対応のスキル、医療機関独自のシステム操作能力 |
法務事務 | 契約書作成・管理、法律関連の調査・書類作成 | 法律知識(法律事務所勤務経験や資格があると有利)、文書作成能力、正確な調査能力 |
IT事務 | ITプロジェクトの進行管理、データ入力、システム関連のサポート | 基本的なIT知識、専用ソフトウェアやシステムの使用スキル、柔軟な問題解決能力 |
教育事務 | 学校や教育機関の生徒・保護者対応、カリキュラム管理、資料作成 | コミュニケーションスキル、教育関連の知識、調整能力 |
物流事務 | 在庫管理、配送スケジュール管理、伝票作成 | 輸送や関連の知識、正確なデータ物流入力能力、調整力 |
販売から事務を目指す際にやるべきこと
本気で販売職から事務職を目指すなら、まずは以下の3つのことを行いましょう。
- 必要なスキルを身につける
- 転職エージェントに相談する
- 志望動機を明確にする
必要なスキルを身につける
販売職の方が身につけたコミュニケーション能力やマルチタスク能力などは転職で充分にアピールできます。しかし、不足しているスキルは身につけておく必要があります。
たとえば、パソコン操作に不安がある方は転職活動にあたって勉強しましょう。
パソコンスキルを身につけるためには、MOS資格がおすすめです。
MOSとは、Microsoft社が主催する、Officeソフトの操作スキルを証明する資格のことです。パソコンスキルを証明することができますし、実務で使えるスキルが身につくメリットもあります。
MOSは役に立たないと言われますが、そんなことはありません。パソコン操作に不安がある方は、ぜひ資格取得を検討してみてください。
転職エージェントに相談する
販売職から事務職を目指すなら、必ず転職エージェントに相談しましょう。
転職エージェントは履歴書・職務経歴書の添削、マッチする求人の紹介、面接対策などを無料で行ってくれます。
未経験から独力で転職を成功させることは非常に困難です。必ず転職サイトに登録して、転職エージェントに相談するようにしましょう。
また、転職サイトは未経験転職に強いサイトを選ぶことが重要です。
私のおすすめはDYM就職。未経験からの転職に強みを持っています。
- 既卒、フリーター、ニートの方でも丁寧な転職サポートを受けられる
- 学歴・経歴より人柄重視の求人が多い
他の転職サイトでは、職歴に空白期間があったり未経験であることを理由に求人紹介を断られるケースもあります。しかし、DYM就職は「フリーターから正社員になれた」という口コミもあるほど、未経験でもチャンスを提供してくれます。
事務職未経験で自信が持てない方は、まず最初に登録しておきましょう。
志望動機を明確にする
転職活動では、必ず志望動機を聞かれます。説得力のある志望動機は高評価につながります。
そこで、販売職の特性をアピールしつつ、事務職に興味を持ったきっかけをうまくアピールするようにしましょう。
- 志望動機
- 背景・経験
- 事務職への興味
- 業界・企業選定の理由
- 志望動機の繰り返し
この順番で書くと、説得力のある志望動機が書けます。たとえば、以下のような文章です。
志望動機は転職の成功を大きく左右します。販売職として培ったスキルを大いにアピールしましょう!
販売から事務になるときの注意点
販売職から事務職を目指す方は、転職してからギャップを感じないよう、以下の点に注意してください。
- 意外と動き回ることが多い
- チーム作業が多い
- 主体的に動く必要
- 専門知識が必須
意外と動き回ることが多い
販売の立ち仕事がつらく、ずっと座っていられる事務職を目指すという方は、事務職も意外と動き回ることが多いことを知っておきましょう。
来客への対応、取引先や役所への書類の提出、関係部署の担当者に相談など、自分のデスクに座っている時間の方が短い日も多々あります。
私は建設業界の事務職のため、自ら建設現場を視察しに行くこともあります
立ちっぱなしの販売職より身体への負担は間違いなく少ないですが、事務職だから一日中パソコンの前で仕事ができるというのは誤りですよ。
チーム作業が多い
マイペースで仕事ができる事務職を目指すという方は、事務職はチーム作業が非常に多いということを知っておきましょう。
チーム内だけではなく、関係部署、取引先など、さまざまな人と連携して仕事を進める必要があります。
自分ひとりで処理できる仕事はめったにありません。どんなに簡単に見える仕事でも、誰かと連携して進める必要があります。
事務職はチームとして連携する場面が非常に多いことを認識しておくべきでしょう。
主体的に動く必要
毎日同じことを淡々と繰り返すだけで楽そうだから事務職を目指すという方は、事務職は主体的に動く必要があることを知っておきましょう。
指示されたことを守るだけでは仕事は回りません。自ら情報を収集し、次に起こりうることを予測して事前に動いておかないと、後々締切に追われてピンチに…なんて場面が多々あります。
私も自分の仕事と関連するニュースや法改正など、チェックする習慣が自然と身につきました
事務職も自ら主体的に動くスキルが求められることを認識しておきましょう。
専門知識が必須
パソコンスキルがあれば何とかなりそうだから事務職を目指すという方は、事務職は専門知識が求められることを知っておきましょう。
たとえば、経理担当なら会計知識、人事担当なら社会保険や労務の知識、IT事務なら専用ソフトやシステムの知識など。
私は建設業界にいるので、土木積算やCADスキルを勉強しました
事務職も業界に精通しておく必要があります。資格だけではなく、自社や他社の商品、最低限の会計知識などは絶対に必要です。
常に勉強が必要であることをしっかり認識しておきましょう。
まとめ:販売から事務は難しいのか
販売職から事務職へのキャリアチェンジは難しいのか、徹底解説しました。
販売職として培って来られたスキルは必ず事務職でも活かすことができます。
しかし、事務職への転職を成功させるなら、適切な転職サイトを選ぶ必要があります。そこで、私がおすすめするのはDYM就職です。
- 既卒、フリーター、ニートの方でも丁寧な転職サポートを受けられる
- 学歴・経歴より人柄重視の求人が多い
- フリーターから正社員になれた実績もある
転職サイトは数多くありますが、自分にマッチしたものを選ばないと時間を無駄にします。
未経験転職に強いDYM就職なら、安心して事務職へのキャリアチェンジを目指すことができますよ。
登録は無料なので、まずはサイトをのぞいてみてください。