事務職にエクセルスキルはどの程度必要?苦手なら基本関数を目標に!

事務職 エクセル スキル 転職 事務職のスキル

「一般事務に転職したい…」「でも、どの程度のエクセルスキルが求められるのか分からない…」と不安に感じている方は多いのではないでしょうか。

実は、エクセルは基本関数が分かれば、ほとんどの求人に対応できてしまいますし、エクセル基本関数を勉強すれば最短で事務転職を実現できます。

なぜなら、ほとんどの一般事務の求人に書かれているのは「エクセルの基本操作ができること」という条件ですが、基本関数は初級~中級レベルに当たるため、条件をクリアできてしまうからです。

しかも、基本関数は決して難しくはなく、何回か操作して慣れると簡単にマスターできます。

この記事では、①エクセルスキルの効率的な身につけ方最短で一般事務への転職を実現するための具体的なステップについて提示します。

読み終えていただければ、一般事務に求められるエクセルスキルと効率的な勉強方法が具体的に分かるようになり、事務職への転職が具体的にイメージできるようになります。

一般事務にエクセルスキルはどの程度必要か

パソコン キーボード

「事務職になりたいけど、エクセルスキルはどこまで必要なの?」と思ったら、基本関数まで抑えましょう。

事務職の求人を見ると、多くの企業が「エクセルの基本操作ができること」という条件を設けています。「基本操作」といっても、企業によって求められるスキルはまちまちです。

しかし、基本関数はエクセルの初級~中級レベルにあたるため、ここまで抑えておけば、堂々と「基本操作はできる」と回答できます。

私も転職活動をしていた際、エクセル基本操作が条件の求人に応募し、面接でエクセルスキルについて聞かれましたが、「基本関数まで問題なく操作できます」と回答したら納得してもらえました。

しかも、エクセル基本関数は決して難しくありません。1~2回でも触ってみたら、すぐに慣れます。

エクセル苦手だけど、事務転職を実現したいと思ったら、まずは基本関数までマスターすることを目標にしてみましょう。

事務職のエクセルレベルの目安

Macbook パソコンを触る女性

エクセルの初級・中級・上級には明確な区分はありませんが、おおまかには次のとおり考えると良いでしょう。

【初級】
・基本計算(足し算、引き算など)
・検索・置換
・印刷
・保存
・パスワード設定
【中級】
・基本関数
・表グラフの作成
・計算ミスのチェック
・フィルター
・絶対参照
・基本的なショートカットキーが使える
・ピボットテーブル
【上級】
・マクロ
・上級者向けショートカットキーが使える
・業務に合わせたExcelスキル

基本関数までマスターできれば、エクセルがどんどん楽しくなります。楽しくなれば、フィルターやショートカット、ピボットテーブルも触ってみたくなるものです。

エクセル基本関数は難しくない

エクセルの基本関数は以下の11個をおさえておきましょう。

①SUM関数(合計値を求める)
②AVERAGE関数(平均値を求める)
③MIN関数(最小値を求める)
④MAX関数(最大値を求める)
⑤ROUND関数(四捨五入する)
⑥ROUNDUP関数(切り上げ処理する)
⑦ROUNDDOWN関数(切り捨て処理する)
⑧COUNT関数(数値セルの個数を求める)
⑨COUNTA関数(数値+文字列セルの個数を求める)
⑩COUNTBLANK関数(空白セルの個数を求める)
⑪TODAY関数(日付を自動入力する)

エクセルを扱う際に登場するのは、ほとんどがこの11個の関数です。この11つを応用すれば色んな計算や集計が可能になります。

「11個も扱いきれないよ…」と思われるかもしれません。しかし、「こんな関数があるんだ」と頭の片隅に置いておくと、いざというときに使えます。

以下の記事で基本関数の詳細な使い方を図解で分かりやすく解説していますので、参考にしてください。

事務職向けエクセル勉強法

パソコンとコーヒー

エクセルを学べる媒体は数多くあります。例えば、本、YouTube、パソコン教室など。

事務職への転職を実現するために基本関数までおさえるべきと書きました。しかし、基本関数に至るまでには、タイピングスキル、シート印刷、基本計算…といった基礎スキルを身につける必要があります。

効率よくエクセルスキルを身につけるためには、今の自分のレベルとライフスタイルに応じて勉強法を決めるべきです。

今の自分にはどんな勉強法が合うのか、慎重に検討しましょう。

エクセル勉強法①:本

エクセル初心者で多忙な方は「本」がおすすめです。詳しく解説している本を一冊読めば基礎スキルをしっかり学ぶことができます。また、通勤時間などちょっとしたスキマ時間に学ぶこともできます。

エクセルの本は数多くありますが、私のおすすめは「Excel 最強の教科書」という本です。基礎レベルから中級レベルまで分かりやすく解説されています。

毎日忙しいという方は、こういった良書をスキマ時間に熟読することをおすすめします。

エクセル勉強法②:YouTube

エクセル初心者で時間に余裕のある方「YouTube」がおすすめです。YouTubeは実際の操作画面を共有しながら解説を見ることができるので、分かりやすさという点では本を超えています。

しかし、YouTube発信者は視聴回数を稼ぐことが目的です。そのため、どうしても裏技や便利テクニックなど注目を集めやすいスキルを紹介する動画が多いのが欠点です。

数あるエクセル動画の中でも、エクセルスキルを基礎から丁寧に解説している良質な動画を2つご紹介します。再生時間が長いので、まとまった時間を確保できる方はぜひ視聴してしてみてください。

エクセルの起動や文字の入力といった基礎からグラフのつくり方や基本関数といった中級スキルまで網羅的に解説されています。実際の操作画面を共有しながら解説されているので、非常にわかりやすいですね。

エクセルの操作だけでなく、理論まで丁寧に解説してくれています。やや中級者向けではありますが、視聴する価値のある動画です。

エクセル勉強法③:パソコン教室

超がつくほどのエクセル初心者で時間に余裕のある方は「パソコン教室」がおすすめです。マンツーマンで教えてくれるので、エクセルの起動の仕方すら分からないという方でも安心して勉強できます。

個人のパソコン教室も増えており、ご自宅の近所で見つけることも可能です。

しかし、パソコン教室は費用と時間の面で欠点があります。例えば、私の近所のパソコン教室では、入会費、テキスト代、月謝などをすべて合計すると、初期費用で20,000円も必要です。また、パソコン教室はそこに行かないと勉強できないため、まとまった時間が必要になります。

とはいえ、「独学は無理だから、講師からしっかり教わりたい」という方は真っ先にパソコン教室を検討すべきでしょう。

エクセル勉強法④:Udemy

私が個人的に一番おすすめする学習方法が「Udemy」です。初心者から上級者まで幅広く学べて、多忙でも気軽に取り組める点でメリットがあります。

Udemyは動画を視聴する講座方式ですが、動画はセクションごとに細かく区分されています。また、ダウンロードも可能なので、ちょっとしたスキマ時間に勉強できます。

講座も初心者~上級者まで幅が広く、自分のレベルに応じて選ぶことも可能です。

さらに、Udemyはサンプルとなるエクセルデータをダウンロードして実際にエクセルを触りながら一緒に学べるものが多く、視聴を終えたときにはかなりのスキルアップが実現しています。

例えば、私が実際に購入したこの講座。
Udemy エクセル

私はエクセルの操作スピードに自信がなかったので、この講座を購入して勉強しました。講座で使われているデータをダウンロードして手を動かして実践できたので、1週間後に視聴を終えたときは、本当に処理スピードが3倍になったように感じました。

Udemyは定期的にセールが行われ、20,000円を超える講座が1,500円で学べたりします。セールをうまく活用できれば、かなりお得に学習できますよ。

以下の記事にUdemyのおすすめポイントとおすすめ講座を4つご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

事務転職するなら今すぐ求人をリサーチすべき

パソコンとオフィス

事務職と一口に言っても多くの種類があります。例えば、経理、医療事務、営業事務、庶務など。

どれも事務のお仕事ですが、求められるスキルはバラバラです。エクセル以外にも、Word、PowerPoint、電話対応、メール対応などのスキルが求められる可能性があります。

そのため、どんな企業が求人を出しているのか、どんなスキルを求めているのか、把握しておくこと。これが転職成功への近道となります。

また、こまめに求人をチェックしておかないと行きたい企業の募集が終了していた、なんて悲しいことになりかねません。

私もスキルアップに集中しすぎて求人の情報収集をおろそかにしていました。その結果、転職に9ヶ月もかかった経験があります。もっと早く求人をチェックしていたら、もっと早く転職できていたかもしれません。

最初は眺める程度で良いので、求人情報をチェックしてみましょう。

転職サイトには早めに登録しよう

スキルアップだけでは転職は成功しません。履歴書や職務経歴書の作成、面接対策といった準備があって初めて成功できます。

エクセルのスキルアップも大切ですが、同時並行で転職の準備を進める必要があります。

「転職活動は今回が初めてで…」「何から始めたらいいか分からない…」という方はまず転職サイトに登録してみましょう。会員登録することにより、非公開求人を見れます。また、転職エージェントにも相談できるようになります。

転職エージェントの役割は企業と求職者のマッチングを行うことです。例えば、キャリア相談、求人の紹介、履歴書・職務経歴書の添削、面接の練習、給与など労働条件の交渉、転職後のアフターケアなど。ここまでのサポートを無料で受けることができます。

オススメの転職サイトは以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

転職エージェントのサポートを受けよう

今や転職を成功させるために転職エージェントのサポートは必須です。

私は転職エージェントに頼らず独力で転職活動を行って多くの失敗をしました。ブラック企業に応募したこと。30社に履歴書を送ってすべて落ちたこと。準備不足で面接官から苦言をいわれたこともあります。

そんな私でも転職に成功できたのは、ひとえに転職エージェントのおかげです。私にピッタリの求人を見つけてくれて履歴書の添削や面接対策を行ってくれました。

転職サイトは1つに絞る必要はありません。2~3社ほど登録して様々なエージェントと話し、自分に合う1社に絞ると良いです。

あまり多く登録しすぎるとエージェントとの面談やメール返信に時間をとられてしまいます。転職サイトのリサーチも必要といえるかもしれませんね。

今すぐ転職活動しない方も情報収集のために登録しておくことをおすすめします。

まとめ

それでは、この記事の大事なことをまとめていきます。

・事務職のエクセルスキルは基本関数が必須
・エクセルスキルの勉強法~自分のレベルとライフスタイルに合わせて選ぼう~
・事務転職するなら今すぐ求人をリサーチすべき
・転職サイトには早めに登録しよう

事務職に転職するためには、エクセル基本関数まで抑えておくことが大切ということです。そのためには、自分のレベルやライフスタイルに応じて勉強法を選びましょう。

また、事務転職はエクセルのスキルアップだけでは実現しません。求人のリサーチや転職準備も同時並行で進める必要があります。今日にでも転職サイトへの登録を完了させましょう!

タイトルとURLをコピーしました